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あぶぶろ

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執事は嗤う。

イズルード―――。
そこは道を踏み外した者が立ち寄る街。
人生に疲労して行く先を見失った者達が今日も集う。
衛星都市と名高い顔の裏には、暗い暗いどす黒い現実が隠されていた。
繁華な市を飾る中央の大天幕。
そこに佇む一人の執事。
彼には仕える主人もいなければ、愛する家族もいない。
人が堕ちていく様を間近で嘲笑していたいがためだけに、彼はただ只管この場に留まる。
今日もまた一人、その執事に語りかける敗北者が居た・・・。






「すみません、荷物を預かってもらってるはずなんですが・・・」






「小さな恋さまですね―――確かにお荷物をお預かりしております。いつもありがとうございます」
「いや、まぁ・・・いつもなんですけどね」

優雅に頭を下げてくるものの、言葉の端に何か含まれている気がして釈然としない。
黙ってさっさと出せ。
そう言いたいのは私だけではないだろう。

「本日お預かりしています物は・・・なんと!?21点になります!!ありがとうございます」
「ははは、数言うのやめてもらえます?」
「1万500円になります!ありがとうございます」
「ははは、殴っていいですか?」

「それにしましても・・・・・・D賞E賞、お好きなんですね」
「ええ、大好きなんですよ。C賞でも別に良かったんですけどねぇ。D賞E賞の方が馴染み深いもんで」
「よくお似合いですよ」
「ええ、分かってます」

「戦闘教範50の箱が3つございますが・・・・・・確か小さな恋さまは使用される機会がおありにならないはずでは?」
「いやぁ、恥ずかしい話なんですが、実は間違ってこちらの垢でチケット使用してしまいましてね。連続3つ振り込んだ後で垢が違うことに気がついちゃったんですよ」
「それは確かにお恥ずかしい話ですね」
「まぁいつか別キャラを育てることになるかもしれないし、その時のために残している、と思い込もうと思ってます」
「そうでございますか。この3つの箱も、倉庫にお持ちになっておられる濃縮オリデオコンの箱3つやエクスキューショナーRの箱やウサギのヘアバンドRの箱たちと同じ運命を辿るのかと心配しておりました」
「ははははは」







このような会話がここ3ヶ月ほど繰り返されていた。
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